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西日本新聞 2008. 6.23

6/22西日本新聞の“春秋”に、落語「百年目」が引用され、噺の中に出てくる「栴檀」・「難延草(なんえんそう)」についても書かれていた。

「百年目」は、(6代目)円生のビデオで回を重ねているので、語句については十分承知していながら、書いたものを読んだわけではないので、「難延草(なんえんそう)」については初めて漢字にお目にかかったわけである。

この漢字についてはまったく気に留めず、噺の粗筋については定評の、「千字寄席」を見に行ってみるとこれが「南縁草(なんえんそう)」となっていた。

手元にある一般辞書・辞典では見あたらず、ネットの植物図鑑系にも少ない時間では見つからない。 因みにBIGLOBEサーチでは、「南縁草」は重複なども含めて約30件、「難延草」は2件しか出てこず(しかも、その1件はこの西日本新聞そのもの)、非常に少数派であった。

※ なおWEB上には、難莚草 も存在する。

ただここで一概に西日本新聞を否と決め付けるのは危険、ずっと昔、「新前」・「新米」で、ここの筋が通っていた例がある。 ↓↓

その昔、といっても 1980(昭和55)年頃と記憶するが、西日本新聞のラテ頁・番組紹介&解説欄に「主人公の新前記者が・・・」とあった。

生半可な知識しか持ち合わせていず恥ずかしいかぎりだが、てっきり“新米”の誤植を疑いつつそれでも幾つかの辞典を調べてみたところ、語彙の多い辞書の中に「しんまい」の語源が書かれていて、本来は「新前(しんまえ)」から発し、しんまえ⇒しんまい、となり、新米の字も当てられるようになった、とあった。

古米に対する新米になぞらえてニューフェースの記述が「新米」となることに不自然さもなかったというわけだが、 本来は、新入りの丁稚(でっち)がしい掛けを掛けることから、新人のことを「新前」の字を当てて呼んだのが語源というわけである。

− 荒牧 千e Aramaki Kazuhide −
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